小樽のキャンドル・フレグランス・アロマ専門店

Otaru, Hokkaido.
Beyond the shimmering sea and canals,
one by one, lights begin to glow.

北海道・小樽。
海と運河のきらめきの先に、
ひとつ、またひとつ、あかりが灯る。
わたしたちは、北国の暮らしに根付いたキャンドルを
この街から届けたいと願い、工房を開きました。

時代が変わっていくなかで、
街のあかりもまた、少しずつ姿を変えていきます。
手のひらに灯る小さなぬくもりを、
これからも紡いでいきたいと思っています。

History

1993年、小樽・堺町通りに立つ石造りの建物を改装し、フィンランドから取り寄せた西洋レンガやスギの木を使って、今の空間が生まれました。この建物は1912年（明治45年）築の歴史を持ち、もともとは船舶用の物品庫として使われていたもの。多孔質の軟石が用いられた壁は、断熱性にも優れ、小樽の寒さをやわらげてきました。
フィンランドの空気をまとったこの場所で、私たちは一本一本、心を込めて火を灯すためのキャンドルをつくっています。それは、ただのものづくりではなく、小樽に“灯りの風景”を残すための灯火でもあります。

About Candle

小樽キャンドル工房は、一本のキャンドルから歩みをはじめました。「火を灯す」というシンプルな行為に、どれほど大きなぬくもりが宿るか。私たちはその力を信じ、今日までキャンドルづくりを続けています。

代表作であるテーパーキャンドルは、西洋の伝統技術である「ディッピング製法」を忠実に受け継いだもの。一本完成させるまでに約6時間をかけ、蝋を何層にも重ねながら丁寧につくりあげています。この製法は、デンマーク・コペンハーゲンのキャンドルショップにて直接習得したものです。使用している回転式芯漬け機も、現地の仕様を再現して特注製作しました。

About Fragrance

キャンドルからはじまった小樽キャンドル工房ですが、今では「香り」というもうひとつのあたたかさも、暮らしに添えられるようになりました。小樽の海の風、北国の森、北欧の空気。そんな自然の記憶をまとった香りを届けたい。男性のお客様にも手に取っていただけるよう、甘すぎず、ナチュラルで上質な香りのラインナップも充実させています。